【新型コロナ対策】月800円でテレワークが出来るサービスを導入し在宅勤務を可能にした話。
はじめに
新コロナウィルスによる政府の緊急事態宣言を受け僕が在籍している会社で「Splashtop Bussiness」というサービスを急遽導入した。
当社の会社規模は、300名弱で今回は150アカウントを契約しました。
理想は会社が貸与したノートPCを使用しての利用が望ましいですが、ノートPCをまとめて買うのはコスト的に無理なので会社から貸与しているiPad、自宅のPC(タブレット)でも使用を可能にした。
社内で好評でアカウントがもう足りなくなるので追加で契約する予定です。
低コストで手間も余りかからずに導入が可能なので参考にしていただければと思います。
「Splashtop Bussiness」ってどんなサービス
外出先のiPhone、iPad、ノートPC等のデバイスから会社のパソコンにアクセスして操作が出来るリモートデスクトップサービスです。
外出先(自宅)から会社のPCにリモート接続して会社に出勤しなくても会社の業務を行う事が可能です。
直感的なわかりやすいインターフェースと操作性が特徴です。
対応するデバイスとOS
■操作する側(接続元)デバイス
iPad、iPhone、Androidタブレット、Andoroidスマートフォン、Windows、Mac OS
■操作される側(接続先)の会社PC
Windows/Mac対応
安全性、セキュリティについて
SSL通信(※1)を使用し、接続元のデバイス(ノートPC、iPhone、iPad等)と接続先のPCとの間の情報通信を暗号化し高いセキュリティを実現しています。一般的にSSL通信が行われていればセキュリティ面は安心だと考えられます。
また、外部からのなりすましによるログインも2段階認証(※2)、接続先PCによる認証設定(※3)により高いセキュリティとなっています。
当社では、デバイス認証(初回のみ)→アカウントによるログイン→セキュリティコード→ユーザログインの3段階で高いセキュリティを実現しています。
気になる情報漏洩対策も万全で、操作する側(接続元)のデバイス(ノートPC、iPhone、iPad等)には会社の重要な個人情報等のデータをダウンロード出来ない仕組みになっています。
※1 SSL通信
インターネットにおいてデータを暗号化したり、なりすましを防いだりするための手順のことです。ショッピングサイトやインターネットバンキング等で個人情報や機密情報をやり取りする際に広く使われています。
※2 2段階認証
ユーザが作成したセキュリティコードによる認証を設定する事によりアカウント認証を強化
※3 接続先PCによる認証設定
接続先の会社PCのログインアカウントによる認証設定も設定できます。
導入方法について
以下の手順で実施します。
1.Splashtopアカウントの作成
管理画面から社員のメールアドレスを一括流し込みすることにより社員にメールが自動配信され、社員は各自アカウント設定を実施することが出来ます。
2.会社PC(操作される側)への準備
Splashtop Bussinessのストリーマ(Stremer)を個別にインストールする必要があります。
当社ではSkySeaを導入しておりソフトウェア配信機能を使用して一括配信しました。
1.で作成したアカウント情報(メールアドレス、パスワード)によりユーザが個別にログインする。
3.操作する側(接続元)デバイスの準備
PCの場合はSplashtopのダウンロードサイトより必要なプログラムをダウンロードしインストール。
iPad、iPhoneの場合、AppStoreよりアプリをインストールする。
※運用上の注意点は、会社のPCの電源を入れっぱなしにすることになります。
気になる導入コストは?
導入コストは月800円/台で初期費用は必要ありません。
当社の場合は、1年払いで契約更新月が10月なので以下の通りとなりました。
600,000円=800円/台×5ケ月×150台
最後に
緊急事態宣言は5月6日となっていますが、僕はこの事態は年内は続くと思います。
社員を通勤時の感染から守るため、また業務の効率化のためにもこういったサービスを導入しては如何でしょうか?
最後まで「【新型コロナ対策】低コストなリモートサービスを導入し在宅勤務を可能にした話。」読んでいただきありがとうございました。
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